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書いてる人:はいぶりっど

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総量規制の意味と実際のところ

最近お金を借りる人の話をよく聞くようになりました。 月末っていうこともあるのでしょう、引き落としに困っているのかなと推測するところです。 しかし、少し話を聞いてみると様子が違うようで、給料日まで凌ぎたいっていうよりは既に自転車漕いでる状況のようです。

平成18年に貸金業法が改正され総量規制というのが話題になりました。 簡単に言えば、

・グレーゾーン金利の廃止 ・年収の3分の1を超える貸し付けを禁止 ・100万円を超える貸し付けの際は、源泉徴収票提出の義務付け

なんてところがポイントになります。 なので例えば、年収300万円の人は、100万円までしか借りることができないわけです。 これで借りすぎることはなくなる…はずだったのでしょうが、実際は違うようです。

WEBの広告なんかでもでてくる「総量規制対象外ローン」っていうやつです。 一般的には、住宅ローンやカーローンなどを年収以上だったりを借りるケースのことだと思っていたんですが、どうも違うようです。

貸金業法は、貸金業者に対しての法律で、いわゆるサラ金業者やクレジット会社、信販会社が該当します。 そう、銀行のローンは対象外なんです。 だからこそ、住宅や車は該当しないわけです。 ということは、CMでいっぱい流れている「○○銀行カードローン」なんていうのは総量規制の対象外になるわけです。 結局のところこれで多重債務になることには変わりがないわけです。 銀行としてみれば、金利の高い商品を借りてくれるいいお客さんなわけですから当然でしょう。

そうはいっても、当たり前ですか、信用情報機関は各社利用しますので、そこで審査します。 一般的には

・KSC(全国銀行個人信用情報センター) ・CIC ・JICC(日本信用情報機構)

ここの3つでしょう。

なので、でたらめに貸しまくるってことはないわけですが、総量規制対象業者と対象外の業者があれば、当然規制額を超えて貸りることができるのが実際のところのようです。 ということは、やっぱり多重債務で自転車漕ぐことが可能なわけです。

最初に戻りますが、こういうもので借りる人は返す気があるのかサッパリわかりません。 結局のところ、自転車が漕げなくなったので友人知人から借りるっていうことで話が回ってくるんですよね。 ということは、1万2万貸しても全然無理っていう状況が想像できるわけで、貸しても戻ってくるわけがないんです。

そしてタチが悪いのは、大体家族・親に内緒なわけでして、どーにもなりません。 内緒の借金ということは、パチンコなどのギャンブル・欲しいものを我慢できない・恋人友人等に見栄を張った等が経験上相場でした。 単純に収入以上に支出すればマイナスになることはよくわかっているはずです。 そのためにみんな我慢しているわけですから、自業自得といえばそれまでです。

金利だけを考えてもすぐにでも家族・親に相談すべきで大体ひとりじゃ解決できません。 これより悪い方向に向かうと、会社のお金に手を出したり、友人を無くすことをしてしまいます。

急場をしのぐために借りることは悪いことじゃないけれども、慢性化して借り続けるのは計画性がないからでしょう。 義務教育の中に、お金に対することを教育する必要もあるように感じます。